人材:ベトナム人男性・ベトナムでトップの大学の一つ卒業・日本の大学でMBAを獲得・TOEIC900+点
今野製作所の今野社長は社内外の人望の厚い人物で、地元業界のまとめ役はもとより、都内近郊の中小企業の勉強会のリーダーや経産省・学会主導のIoTの研究会の中小企業代表の立場などを歴任されるとともに、自らも新製品の開発や新たな海外市場開拓にリーダーシップを発揮されています。
進取の気性に富んだ社長です。
そんな今野社長ですから外国人材の起用についても非常に積極的であり、当社が紹介したベトナム人のN君を気に入っていただき見事に活用し、また育成されています。
Nさんと出会い
N君はベトナムのトップ大学の1つの貿易大学を卒業後、かねてから希望していた日本留学を新潟の国際大学で果たします。
2年間の修士課程を経てMBAを取得、そのまま日本に残って就職を希望していたN君を当社で社長に紹介したものです。
国際大学での授業がすべて英語であったこともあり、今野社長との面接の段階では日本語がまだたどたどしい状況でしたが、彼の目の輝きや意欲・意識の高さ、そして素直さを認めて頂き採用となったものです。
現状
入社後は社内のOJT計画もしっかりと立てられ、また指導員の上司が社長の意を受けてとても丁寧にお兄さん役を果たしたところもN君の早期育成に貢献していると思います。
当社の定着化支援サービスを経て、現在戦力化研修を受けてもらっていますが、これまでを振り返って、うまくできるようになったこと、まだできないことを夫々の原因も含めて良く理解し、夫々をノウハウと教訓としながら、次の目標に向けてチャレンジするところです。
N君のチームと会社への貢献意欲、自己研鑽意欲、そして自己実現に向けたモチベーションは高いままキープされています。
Nさんの育成
それもこれも異文化コミュニケーションという外国人材にとっての最初で最大の難関をクリアするK社長による風通しの良い環境づくりと将来ビジョンの共有、すなわちいずれベトナムに進出して日越間のビジネスを発展させるという夢の共有、そして本人の成長を支援する研修プログラム(当社戦力化研修)の提供が挙げられます。
またK社長の優れたところは、N君の教育と言いながら、その実、「考えること」や「問題意識を持つこと」、「コミュニケーションのあるべき姿」を忘れ気味の日本人社員に対し、N君をきっかけとした社内文化・慣習・行動基準の見直し運動にうまく転換されたことです。
当社としては今野製作所今野社長とN君をひとつの成功モデルとして、同様の成功例を1つでも多く増やしていきたいと思っています。
Comments