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異文化の良さ-外国人材から気づく日本の価値と異なることの大切さ①

Updated: Nov 25, 2020




日本文化と日本語

筆者の務める日賑グローバル株式会社でこれまで中堅・中小企業のお客様に紹介してきた外国人材や、自社採用してきた外国人材の国籍は、中国、ロシア、マレーシア、中国(マカオ)、イタリア、ドイツ、インドネシア、ベトナム、インド、米国、フランス、スウェーデン、シンガポール、フィリピン、ニュージーランド、モロッコ、ネパール、コロンビアなど様々である。


年代では20代が最多で、30代が若干といったところである。 男女比は若干男性が多いものの、女性は総じて日本語に長け意識が高い印象がある。

御多分に漏れず彼ら、彼女らは子供時代から日本の漫画、アニメ、ゲームやコスプレといったサブカルチャーを母国で経験している世代で、日本に親近感を持っている。 ただ、実際に採用面接や紹介後の定着化のための面接を通じ、彼ら、彼女らが日本を目指した原点を尋ねていくと、夫々異なる「Why Japan?」が見えてくる。


その詳細は次回以降の具体的な事例で紹介するが、サブカルチャーで出会った日本への興味を「日本行き」の具体的な行動に繋げるのが語学、即ち日本語への投資であろう。


漢字、ひらがな、カタカナの区別や、敬語、謙譲語等TPOに応じた表現の使い分け、主語を飛ばすハイコンテクストな対話など、日本語学習には困難が付きまとう。その苦労を乗り越えて日本語を身に着けて日本に行ってみたいと若者に思わせる魅力が日本にあるとすればそれはやはり「日本の文化」ということのようである。 繊細さ、完璧主義、職人技、自然との調和、おもてなし、伝統美など夫々の外国人材のハートをとらえた切り口は様々だがその根っこに「日本が大切にしている価値」があることは間違いない。 たまたま観光で日本を訪れた際に、或いは高校や大学での交換留学の機会などでその「日本的価値観」の一端

 
 
 

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